ではでは次はショーの感想です。

今回は金に全てをかけた良席ではなかったのでオペラグラスを借りるべきかで非常に悩み、一応財布の中には1万5百円以上は入っていたんですが結局借りませんでした。だって私視力1・2ですから。いける、きっといける、だって視力1・2ですからっ。

しかし目は良くても根本的に頭が悪いという事を忘れていました。ショーが始った途端「あれ…?この人未涼さん?桐生さん?」と混乱が。1分ほど凝視してやっと「このデコは未涼さんじゃない!」と気が付き無事ダンスを堪能する事ができました。桐生さんとのどかちゃんとのデュエットはそりゃもう綺麗でバレエのように滑らかでウットリ見惚れてしまいましたよ。

そしてゼウス登場なんですが、おささんちょっとカツラがでかすぎやしませんか。少なくとも頭頂部のフサフサはいらない気が。おささんは歌唱力があるのでこういった神の役は歌で圧倒できてピッタリですね。迫力満点です。きりやんのカツラはなんだか少しヘンテコでしたがおささんほどは気にならず。きりやんの歌声はうまいうえ聞き取りやすくていいですねぇ。水さんはもう普通にカツラをかぶりこなしていました。なんなんでしょう『カツラ似合いすぎを隠せずにはいられない』みたいな。ちょいと昔かなめちゃんがパック等の不思議なカツラを違和感なくかぶっていたように水さんも大抵のカツラは似合っています。二人の顔のつくりは全然違うのに。不思議だ。

ゼウスおささんとふーちゃんとの結婚式シーンは、別名「ナルシスト結婚式」って呼んでいいような気がします。大階段にはおささんの肖像画。しかも髪型の違う茶髮バージョン。一番お気に入りだった頃の姿なんでしょうか、それとも季節とともに髪の色も変るんでしょうか、それともなにか大道具さんとの連絡が取れてなかったんでしょうか、個人的には肖像画の髪型の方が好みでした。いや、正直どっちも好みなんですがね。そして盛大に歌いまくる新郎。ゼウスオンステージ。オンステージはさらに加速してその場でまさかの浮気、しかもあげくのはてには男にまで手を出して…ともう止らない止らないノンストップゼウス。いやぁ神はやる事が違いますなぁ…ってゼウスさんその行動はあきらかに間違っていまから。結婚式なんですよ今日。目を覚ましてください。

もちろんふーちゃんは怒るわけですがふーちゃんはいつでも幸せそうな顔なんでヒステリックに見えなくて可愛いですね。しかもすごく怒っている割に結局はまたくっつくんですよね、男にまで手を出してるんですよ?いいんですか?目を覚ましてください。

その後場面はかわって箱からきりやん登場。なんだか赤紫のロン毛で可愛く歌っています。歌のキーも高めで「きりやんは男役さんだけれど高めのキーも上手に歌うね〜」なんて感心していたらこの場面女役でした。あー…だからまわりのタモリさん軍団に色っぽい歌詞で誘惑していたのね。いやほら、さっきのおささんがなんでもありだったから、てっきりこちらもそういうことかと思ったんで…いや、スーツ姿だし…。「そうだよね普通は男女ペアが普通だもんね」と納得していたら、今度は相変わらずカツラの似合う水さんと蘭とむちゃんが怪しいデュエット開始。えーーーーーっ。だから神さまなんでもありすぎますってば。ハレンチデス!

今度はゆみこちゃんが好きな相手を探し始めるんですが、なぜかその候補の中にはリンゴを持って誘っているふーちゃんが。おい旦那も旦那なら嫁も嫁だよ。相手が決められず困った顔のゆみこちゃんって猛烈に良いですね。ちょっと王子っぽい服もお似合です。あのーりんごは持ってませんが私はいかがですか?ってね、まぁ言ったらファンにボコボコにされそうですがね。もしやおささんを選ぶんじゃ…と思っていましたがちゃんと可愛い娘さんを選んでいましたよ。

でもその選択はダメだったらしく世界は崩壊。このとき水さん率いる「水軍団」ときりやん率いる「霧軍団」がオサさんを含めて戦うんですが、今まで明るく穏かだったショーが一気に荒々しい場面に転換されとても迫力がありました。きりやんの赤の衣装がすごく格好良くって踊りもきりりとして見ごたえがありました。戦闘シーンって燃えますね。かなりお気に入りのシーンです。

んでもってここあたりでたしかヨシキさんの歌があったような。ヨシキさんの歌は思ったよりも壮大で宝塚らしいな〜という印象を持ちました。おささんの持つ雰囲気と合っていたように思います。ヨシキさんはそういや、globeの活動はしなくていいんですかね、なんか眠そうな顔してますし、眠いんか?小室とおったら眠いんか?

途中カツラをかぶっていないおささん・きりやん・水さんのシーンでは、花道に走ってくる水さんと思いっきり目が合いました。『水さんありえないほどの笑顔でこちらへ走ってくるの図』に私を含める周りの「目が合っちゃった!」と思っているゾーンはみんな体がビクッっとなりましたよ。いやはやなんだかすごく圧倒される目線でしたわ、あービックらこいた。

あとどこの場面だか忘れましたがタキシード姿の場面は客席から登場するんですね〜。事前に教えては貰っていたんですが私端っこだったんで首を激しくひねらなければ見れなくて諦めて前をぼんやり見てました。首関節は大切に。きっと近くだったら激しくがっついて醜い姿を周りにさらしていたと思うんで端っこで良かったです。ステージに上がった後、おささんのアドリブ(?)があったりで盛りあがりました。去って行く娘さんに「
ミツバチっ!!」と残念そうに言うおささんはとても可愛かったです。そして全員で銀橋を渡る時、皆さん格好つけた顔で歩くんですがきりやんはお客さんのまなざしにいちいち反応して口角が上がったり、またグッと締めたりとムガムガしていて面白かったです。他の2名はキリっとしてましたよ。さすがです。

今回はあさこさんがいない事と特出の影響で組の雰囲気が少し変ったように思いました。私が個人的に思っているあさこさんの「赤」のイメージがないことで爽やかな印象になった気が。若手さんもすごく目立ちますね。みわちゃん未涼さん桐生さんとってもナイスフェイスです。ただあさこさんがいないことで踊りのメリハリが少し薄れて少々パンチがなくなった気も。やわらかくまとまりのあるダンスも素晴らしいですがもっと個性的で目立つダンスが見たくなりました。

フィナーレはエトワール集団がすごく良かったです。水色の正統派な衣装で爽やかに歌う姿は宝塚らしくとても絵になりました。これは今まで見てきた中でも一番好きかもしれません。蘭とむちゃんとゆみこちゃんの爽やか綺麗オーラが出まくりです。蘭とむちゃんはもうちょっと鼻から抜ける歌声になったらもっと良くなりそうですね。

最後のフィナーレはおささんよりもきりやんが目が行きました。きりやんのトップさんを見つめるあの暖かい目…。私はあの目はりかさんがトップの時にしか見ていないし、りかさんにだけ向けられていると思っていたので花組でも同じような温かい視線を送る姿を見てすごく切なくなりました。あの目は月組でしかして欲しくなかった…今のトップのさえちゃんだけにしか…。あぁ…もう特出はお腹一杯だ…。

と少し悲しくもなりましたが最後の曲も盛りあがる楽しい曲で非常に楽しめるショーでした。

余談はまた後で

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