えーっ、歴史が大の苦手の私ですが観てまいりました「飛鳥夕映え」。今回もネタバレありなのでご注意下さい。

本当に歴史が苦手なので一切予習をせず観劇当日初めてあらすじを読んでみたんですが、初っ端からさえちゃん演じる「蘇我入鹿」の『いるか』が読めずにくじける私。だって…だって…歴史の授業はジャワ原人の時点であきらめたから…。だから…

よし、今回の目標は寝ないことだな。

最も低いと書いて「最低」、そんな目標を開演10分前に決めてみました。観る席は金に全てを任せた最前列、実際寝たら聖徳太子の息子役ののぞみちゃんのように自害しなけりゃなりません。

そして開演、さえちゃん綺麗です!歌声も良い感じです。日本物のお化粧がとっても似合いますねぇ。ウットリ。この物語は蘇我さんが良い人の役なんですね、リーダーシップのある頼れる兄貴という感じでした。頭がよくて行動力もあって権力もあるんですがその分妬まれる事も多くて最後には周りのほとんどが敵になるなんだか可哀想なさえちゃん。さえちゃんが演じると性格もよく見えてくるんですが女の人にはだらしないんですよね、この人。こういう時代のドロドロした恋愛模様は苦手なんですけどさえちゃんの場合はあまりいやらしいオーラが出ていないので嫌な感じはありませんでした。くららちゃんは豪華な衣装がとても似合ってました。蘇我さん一途という感じで可愛かったです。くららちゃんは演技も歌も安心して見られますね。さえちゃんくららちゃんコンビは無敵の可愛さコンビですよ。

かしげちゃんの中臣鎌足はなかなか賢そうな鎌足さんでした。表と裏の演技がはっきり区別されていて綺麗な顔なのに実は野心がたっぷりというギャップが良かったです。悪ですよこのお方。えぇえぇ。ゆうひさんの石川麻呂は最後の最後で裏切ってしまう役で、良い人なんだけど弱気で流されやすいという演技だったので、なぜ裏切ってしまったかなぜ後で後悔してしまったのかがとても分りやすかったです。あと酔っぱらって眠っているシーンのゆうひさんは良いですよ。よだれものです。あさこさんの軽皇子は役自体があまり目立つ役ではないのですが静かながらも大らかな演技が素敵でした。あと歯並びが良かったです。

他に、学生時代の皆さんが授業をうけている場面で「んーっ、リュウさん今回は若々しい役だわ〜」なんて思っていたら数分後まったく別の役でリュウさん登場。なんとまたのぞみちゃんとリュウさんを勘違いしてしまいました…。恐るべし白塗りマジック(化粧のせいかよ)わたくし↓の日記から進歩してませんでした。あまりのショックに気絶しそうになる私。二人とも大好きなんですよ…。あぁ…。

お話が歴史物だったためテンション低めに観劇に臨んだんですが、思ったより内容も難しくなく衣装も綺麗だしみなさん素敵だし見た目にも楽しめました。リュウさんみっちゃんの護衛役の踊りなんて格好良くてウハウハものですよ。ただ見た目はいいのですが全体的にスッキリした話だったのであまり感情移入ができなかったのが残念です。もっとネチネチ堪能したかったです。

あと案の定というかなんというかセリフの意味は最初さっぱり分りませんでした。というか漢字の多いセリフは全てスルーしていました。なのでなんでさえちゃんがゆらさんと?と思ったら権力のためだったんですね、2回見てやっと理解しました。2回観るとなるほどと思うことが沢山あったので歴史の弱い人は2回以上の観劇が必須ですよ!

2回目は役変り公演で配役が違っていたためそちらの感想もちらっとだけ。

ゆうひさんの中臣鎌足は蘇我への嫉妬がすごく伝わってきました。あぁ蘇我さん嫌いなんだなぁと。蘇我さんに勝つためだけに努力して勉強しているといった印象です。かしげちゃんとはまた違った役作りでした。かしげちゃんの石川麻呂はすこし自我のある石川麻呂でしたね。ゆうひさんの場合はオドオドしながら騙されたという感じがしましたがこちらは仕方なく裏切ったという感じです。学生時代のキラキラっぷりが素敵でした。あさこさんはまた軽皇子役、出番がさほど多くないのでちょっと寂しいですね。中臣鎌足のあさこさんが見てみたくなりました。口紅の色が素敵でした。なんだろう私はあさこさんの口フェチか?

2回見てどっちが好きだと聞かれれば「どっちも好きだ!!!!」という感じです。はい、そんな女ですよ私は。

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