愛しき人よも観てきました〜。薔薇の封印から一ヶ月、さすがにきりやんの声はもう枯れていませんでした。ほっ。お話は自体はけっこう暗い話なんですがきりやんがもつ雰囲気からでしょうか、そんなにドロドロには見えませんでした。というかきりやんの役はいい者だったのか悪者だったのかよく分らなかったです。ただすごい人にばっかり惚れられていました。まずゆらさん。ゆらさんは妙に色っぽくてよかったですよ。良基さんに強引に奪われるゆらさんがね〜なかなか昼ドラ的です。というか今回ゆらさんは全部昼ドラです。紫って感じです。次に登場のヒロインジョセフィーヌちゃんはきりやんと仲良くなった後に「私には待っている人がいるの」とか言っちゃって距離を作り、実際待ち人が現れると「やっぱりきりやんが」みたいな1人迷い道っぷりを発揮してくれてます。私なら待ち人役ののぞみちゃんも好きなのでどちらもどーんと来いなんですけどね。げへへ。

そしてこの劇の中で一番の「ドーンと来い(濃い)」っぷりを見せ付けてくれたマタハリるいちゃん。男・女なんでも「僕のもの」です。なんだこの危ないキャラは。目をギラギラさせて「君は僕のものなんだよ」とあちこちで言いまくるるいちゃん、あらゆる人から引かれているのに清々しいくらいに前向き。最後まで自己中。あぁ好きだわ〜こういう人。乾杯!!

あくの強い娘さん達がいるからこそ妙に素敵に見えた男役さん達。えりさんが薄いんです。おぉそりゃすごい。きりやんの役はちょっと地位のある普通の男性って感じですかね。色々な人に振りまわされながらもしっかり芯を持って生きているという演技にとても好感を持ちました。歌も上手いしね、安心して見れます。さららちゃんは噛みそうで噛まない台詞回しに毎回ドキドキするんですが今回は銃をもって動き回るシーンにウットリして気になりませんでした。綺麗なお顔やねぇほんと。スーツ似あうわぁ。他の人たちも皆素敵。やっぱり知っている人が多いと見るのも楽しいわ〜。休憩中会場で聞き耳をたてているとどうやら龍真咲ちゃんが人気な感じ。顔ちっちゃいし美味しい役だったしパッツン前髪だったしたしかに目立っていました。皆さん色んな所に目をつけてらっしゃる。ヅカファン奥深し。

愛しき人よは見ている間はとくに「面白い!」と思えるほどのインパクトはないのですが後々妙に「良かったなぁ」と思える公演でした。ラストも綺麗に終るし、しみじみいいなぁと思える味のある「愛しき人よ」。なんだろう美味しい煎餅って感じでしょうか。的を得ないですか、ごめんなさい。でも楽しい公演でしたよ。なんだかまた見たいな〜って思える作品でした。

バウってのはお芝居だけだと思っていたんですが今回はミニフィナーレ付きでちょっとビックリ。月組に関してはかなり下級生までわかるので色んな方をホクホクウハウハ見させていただきましたわ。フィナーレがあると盛りあがれるのでいいですね、時間は短かったけど楽しかったです。

最近私が行く日は収録日なことが多くて今回も会場にはカメラマンが。あらら〜今日は間違えられないね〜、なんて思っていたらフィナーレできりやん思いっきり歌詞をど忘れしてました。ニヤニヤ顔で5秒以上世界が止ったきりやん。なぜかさららちゃんをジッと見ています。くしゃくしゃ笑顔のさららちゃん、ニヤニヤしまくる月組さん、なんだかものすごくほのぼのしました。カーテンがしまる時はきりやん嬉しそうに両手ブンブン振って客席が見えなくなるまで低くなって挨拶してました。可愛いのぉ。そんな一生懸命手を振るきりやんにジャンピングどつきするゆらさん。おぉすげぇ宝塚なのにジャンプしながらどついてる。やる方もすごいけどやられる方も倒れることなくニコニコしててこれまたすごい。いいコンビだと思います。

でもきりやん身体が心配なんでこれ以上どつきが加速しないでくださいな。うむうむ。

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